第2段落

 課題  問1 ブログ「第1段落」において、具体例①②③をそれぞれ答えよ。
      問2 具体例①②③の各段落冒頭で使われている接続詞の種類を答えよ。

 こうして、科学技術の革新は、人々の暮らしを豊かにし、便利で快適なものに変えてくれた。様々な文明の利器が進化していくことは、確かにありがたいことだ。しかし、喜んでばかりもいられないというのも、また事実なのである。プラスの面があれば、逆にマイナスの面もある。プラス・マイナスは、常に表裏一体の関係にある。人類は驚異的ともいえる科学の進歩によって、大いなる豊かさを享受することができた。けれども、人類を滅亡させてしまいかねない、様々な負の側面を生み出してもいるのである。
 科学技術の進歩は地球環境に大きな負荷をかけている。大気汚染や地球温暖化の問題は深刻である。たとえば、温暖化の影響により、北極圏の氷山が少しずつ融けだしている。生息地を奪われつつあるホッキョクグマは、絶滅の危機にある。南太平洋に浮かぶ島国、ツバルは、海水面の上昇によって国土が海面下に沈んでしまうという、まさしく国家存亡の危機にさらされているのだ。
 また、東日本大震災による津波被害では、多くの貴重な人命が奪われたばかりではなく、それに続く原発事故によって、その何倍もの人々が、ふるさとを追われ、職を奪われた。汚染水の水漏れは今もまだ続き、除染の問題や東北地方の復興、電力の安定的な供給をどのように実現させるかといった課題は、日本の大きな政治課題となっているのである。
 原発の「安全神話」は、自然の猛威の前に、もろくも崩れ去った。何年どころか何十年、何百年という途方もない時間単位で、「負の遺産」を子孫に背負わせることになったことは、もはや誰の目にも明らかなことなのである。
 以上のように、科学の進歩には、人類を幸福なものにするプラスの側面があると同時に、人類や地球そのものを破壊しつくしてしまうぐらいの、恐ろしい力を持つに至ったマイナスの側面も存在することを忘れてはならない。科学技術を生み出したのは人間であり、科学技術を使うのもまた、人間である。科学技術のあくなき進歩ばかりを追求するあまり、人類を含む地球上の生物達の命が脅かされたり、地球環境を破壊しつくしてしまったりといった、取り返しのつかないような愚かしいことを人間はけっして引き起こしてはならないのだ。

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コメント

問1 具体例①スマート・フォン、②車に搭載されるナビゲーション・システム、③科学技術の進歩
問2 ①並立、②累加、③累加
 お久しぶりです。10年前に卒塾した東﨑です。現在は、兵庫県で中学校の国語講師をしています。昇英塾でたくさんのことを学び、今は教わる側から教える側に回りました。きっかけは、授業があっという間に終わったことからです。こんなに楽しく聞いていられて、さらに知識に繋がっていくことに魅力を感じました。学校では退屈だと感じていた授業を、自分が教師になって変えていきたいと思うようになりました。
 しかし、初めて教壇に立ってからもうすぐ1年。楽しい授業ができているかというと、できていないという現実があります。推敲を重ね、石那田先生のような国語教師になることが僕の目標です。

 東崎、コメントを寄せてくれてありがとう。立派になった。夢を実現した君は、本当にえらいと思う。、昇英塾での学びや、私の存在がそのきっかけになったとすれば、こんな名誉なこともまた、ない。5年生から中学3年生まで君を教えた。最初は桔梗が丘校で、いつのころからか特進科で。多感な時期だけに、君から反発を受けたこともあった。それを叱りもした。ただ、授業は休まなかったし、何より、「継続」した。だからこその、夢の実現なのだと確信している。講師冥利に尽きる言葉をもらった。心から感謝する。私の「教え子」である東崎先生の指導によって、社会に貢献できる有為な人材が続々と育っていくことを願う。そうなれば、「第4段落」で書いたように、一人の人間の行為が、巡り巡って、会ったこともない人たちの幸福に、さらには、世界の人たちの幸福へとつながっていくという私の考えの、まさしく実証にもなるのだろう。君の「目標」に私がなっているなら、ありがたいことだ。石那田の方法論に「東崎オリジナル」を加えて、大きな飛躍が図れるよう、折を見て国語教授法を伝授しよう。学校の授業でそのまま生かせないこともあるだろうが、参考にはしてもらえるはずだ。
 とるにたらない「笑い」の中にも、ささいな「雑談」にしか見えない話の中にも、国語力を養う種はいくつも転がっている、そう私は考える。その実践の中から、東崎が国語の教師を目指すことになり、その夢を実現させた。あきらめないこと、継続させることの大いなる力を実感する。君は夢の実現を果たした。努力をすることで、夢を実現することができる、そんな子どもたちを育てるためにこれからも子供たちと向き合っていくつもりだ。ところは違え、立場は違えど、お互いにがんばろうではないか。                                                                                                                                                                                                    石那田 昌彦
 
 

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