特進科ブログ

早朝勉強会 ~名張本校・3日目~

3学期の学年末テスト3日目。
最後の早朝勉強会が行われました。

もうすぐ3月とはいえ、朝6時はまだ真っ暗です。
6時30分の開校ともに、多くの生徒が登校して来ました。


講師陣厳選のテストニ出そうな問題を集めた早朝勉強会用プリントを最終チェックです。
みなさん、頑張ってくださいね!



 
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早朝勉強会2日目~名張本校~

名張本校早朝勉強会2日目!!

 

学年末テスト

名張中学校は1年生が国語・社会、2年生が英語・社会の日です。

暗記中心の文系科目の日なので、全員が朝から黙々と暗記確認頑張っていましたね。

 

学年末テストの社会は、歴史がこれでもかってぐらい広い範囲から出題されますね。

時代にすれば何百年ですよね・・・sad

社会で特に気をつけて欲しいのが、“言葉は覚えているけど何時代かわからない”現象です!

飛鳥時代や奈良時代、平安時代、鎌倉時代などそれぞれの時代についてはしっかり整理しておきたいところです!

 

英語は単語と会話表現でしょう!最近=These days など覚えていなければ書けない問題もたくさん出題されます。

少しでも不安ならテキストや対策プリントを見て下さい。会話表現のみまとめてくれてあるので!!!!wink

 

暗記は最後の最後までねばれます!直前の休み時間までもがいて頑張って下さい!!

 

1問でも今朝確認した問題が出るよう祈っています!!!
がんばれ!!!!

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早朝勉強会初日

おはようございます。
今日から、名張中・赤中は学年末テストが始まります。
今日も朝の6:30から、たくさんの子達が元気に早朝勉強会に登校してくれました。



今日は2年生が国語と副教科、1年生が数学と副教科のようです。
特製プリントを進めたり、学校のワークや副教科のプリントを見直したりと準備に余念のない様子でした。
今日からのテスト、がんばれ!
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第51回 ショーエックホームズに挑戦~百合が丘校からの挑戦状~

第51回 「百合が丘校からの挑戦状」
 

<前回クイズの当選者発表>
抽選の結果、前回クイズの当選者は次の皆さんです。
おめでとうございます!
 
藤矢 惇希くん  (桔梗が丘校・中2)
萱室 優雅くん  (桐ヶ丘校・中3)
松下 あや乃さん (桐ヶ丘校・中3)
細谷 咲奈さん  (名張本校・小6)
しょうくん      (桐ヶ丘校)
向井 悠貴くん  (城下町校・小5)


<前回のクイズ
アンパン、食パン、メロンパン
の3つのうち、遠くの音がよく聞こえるのはどれでしょうか?
 
<前回のクイズ解答
食パン
 
 
今月は百合が丘校からの出題です。
日常生活でよく使う「あのモノ」に関する問題です。じっくり考え答えを考えてみて下さい♪
 
では、今回のクイズを出題します。

ほとんどの方が使ったことがありご存じだと思いますが、“アロンアルファ”は瞬間接着剤です。
日常生活や図工の時間に、木材や金属などをくっつける時に使いますよね。
しかし、アロンアルファには元々はそれ以外の用途があったことを、皆さんは知っていましたか?
                      
ではここで問題です!
アロンアルファ(瞬間接着剤)は元々は何のために開発されたでしょうか?
次の中から選んでみて下さい。

  A. 漁業
  B. 農業
  C. 工作
  D. 戦争

 
さあみんな、百合が丘校からの挑戦をはねのけて、どんどん応募してください。
今回の締め切りは、2月21日(水)中です。

応募はこちらから!

<ヒント>
縫うことができない時の代わりに開発されたそうです!

 
 
 
というわけで、次回「クイズ 名探偵ショーエック・ホームズに挑戦」は、伊賀城下町校の砂取先生が3月1日からの1週間の間でアップします。
お楽しみに!
 

『風立ちぬ』を軽く読んだ感想



夏の昼の突風で始まり、冬の夜風で終わる『風立ちぬ』という名作。
http://www.aozora.gr.jp/cards/001030/files/4803_14204.html
http://www.syoei.ed.jp/blog/post/%E3%80%8E%E9%A2%A8%E7%AB%8B%E3%81%A1%E3%81%AC%E3%80%8F

 
冒頭部分で想起したのは、インド哲学のプラーナ(風の元素、生命力、息吹)と
ギリシア神話の愛と美の女神・アプロディーテ(ローマ神話のヴィーナス)と
イギリスの詩人Shelley( シェリー)の『西風に寄せる歌』である。
http://syoei.ed.jp/blog/post/%E5%86%AC%E6%9D%A5%E3%81%9F%E3%82%8A%E3%81%AA%E3%81%B0%E3%80%81%E6%98%A5%E9%81%A0%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%98
 
ギリシア神話の愛と美の女神・アプロディーテ(ローマ神話のヴィーナス)は、西風ゼピュロスに吹かれてやって来る。多くの人々に知られているルネサンス期の名画、ボッティチェリの「ヴィーナスの誕生」には、しっかりと西風ゼピュロスが描かれている。堀辰雄がこれを踏まえて書いているのかどうかはわからないが、彼は冒頭部分でポール・ヴァレリーの詩『海辺の墓地』の一節「Le vent se lève, il faut tenter de vivre.」を引用している。『風立ちぬ』という作品と対峙(たいじ)するためには、相応の力が必要になってくるかもしれない。
 
 
最後の部分で想起したのは、『平家物語』冒頭部分に込められた無常観である。
 
祗園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり
(ぎおんしょうじゃのかねのこえ しょぎょうむじょうのひびきあり)
娑羅双樹の花の色 盛者必衰の理を顕す
(しゃらそうじゅのはなのいろ じょうしゃひっすいのことわりをあらわす)
おごれる人も久しからず 唯春の夜の夢のごとし
(おごれるひともひさしからず ただはるのよのゆめのごとし)
たけき者も遂には滅びぬ 偏に風の前の塵に同じ
(たけきものもついにはほろびぬ ひとえにかぜのまえのちりにおなじ)
 
『風立ちぬ』の最後は、『平家物語』の「・・・偏(ひとえに)に風の前の塵(ちり)に同じ」のように「どうかするとそんな風の余りらしいものが、私の足もとでも二つ三つの落葉を他の落葉の上にさらさらと弱い音を立てながら移している・・・」と締めくくる。
 
時代も人も思い出も、時間という目に見えない風に流されて『風と共に去りぬ』なのであるが、だからと言って、『風立ちぬ』は人生を厭世(えんせい)的・否定的・ネガティブにはとらえていない。いずれ必ず訪れる死を覚悟しつつも、桜の花びらのように儚(はかな)い生命を輝かせ、かけがえのない「今」という瞬間を悔(く)いのないように一所懸命に生きなければならないと提示しているように思える。
 
生ある者は必ず滅び、出会った者とは離別するのが定めという仏教の教え「生者必滅(しょうじゃひつめつ)・会者定離(えしゃじょうり)」、アポトーシスのような時限爆弾を抱えて、人はみな「今」を生きているのである。
 
ここにおいて、人は如何(いか)に生きるべきか。参考になるのが、武士道のバイブルともいわれる山本常朝『葉隠(はがくれ)』の「武士道と云(い)うは死ぬ事と見つけたり」である。「いざ鎌倉」ともなれば絶えず命のやり取りを強いられる武士の道というものは「死を覚悟して今を生きる事」である。覚悟することによって、今生の生命が輝きを放つのである。
 
 
中国の詩人、 陶淵明(とうせんめい)の『雑詩』がいうように、歳月は人を待ってはくれない。
 
人生無根蒂 [人生(じんせい)根蒂(こんてい)無(な)く]
人生には木の根っこや果物の蔕(へた)のようなしっかりと定着させるものがなく、
飄如陌上塵 [飄(ひょう)として陌上(はくじょう)の塵(ちり)の如(ごと)し]
飄々(ひょうひょう)と風に漂(ただよ)う路上の塵(ちり)のようなものである。
・・・・・
及時當勉勵 [時(とき)に及(およ)んで当(まさ)に勉励(べんれい)すべし]
その時その時、(悔いのないように)心ゆくまで楽しみ励(はげ)みなさい。
歳月不待人 [歳月(さいげつ)人(ひと)を待(ま)たず]
歳月(さいげつ)は人を待ってくれないのだから・・・
 
 
受験を終えた生徒も、これからの生徒も、覚悟して今を一所懸命にとことん生きることである。歳月は人を待ってくれないのだから。
 
 風立ちぬ、いざ・・・




 
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学年末対策:数学

こんばんは。
名張市の中1・2年生は学年末テストが迫ってきています。
昨日は本校で、今日はつつじが丘校で数学のテスト対策を行いました。

どちらでも1年間のまとめができるような過去問を授業では解いて解説し、お土産として復習テキストを用意しましたので、今日出来なかった所は学校のワークやノートの見直しをしたり、テキストを解いたりしてできるようにマスターしましょう!
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『風立ちぬ』





『風立ちぬ』 堀辰雄   1938年
 
Le vent se lève, il faut tenter de vivre.                Paul Valéry
(ル ヴァン ス レーヴ、イル フォー タンテ ドゥ ヴィーヴル)   (ポール・ヴァレリー)
風立ちぬ、いざ生きめやも

 
 【序曲】
 
 そんな日の或(あ)る午後、(それはもう秋近い日だった)私達はお前の描きかけの絵を画架(がか)に立てかけたまま、その白樺(しらかば)の木蔭(こかげ)に寝そべって果物を齧(か)じっていた。砂のような雲が空をさらさらと流れていた。そのとき不意に、何処(どこ)からともなく風が立った。私達の頭の上では、木の葉の間からちらっと覗(のぞ)いている藍色(あいいろ)が伸びたり縮んだりした。それと殆(ほと)んど同時に、草むらの中に何かがばったりと倒れる物音を私達は耳にした。それは私達がそこに置きっぱなしにしてあった絵が、画架と共に、倒れた音らしかった。すぐ立ち上って行こうとするお前を、私は、いまの一瞬の何物をも失うまいとするかのように無理に引き留めて、私のそばから離さないでいた。・・・

 風立ちぬ、いざ生きめやも。
 
・・・・・


・『風立ちぬ』堀辰雄 について
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A2%A8%E7%AB%8B%E3%81%A1%E3%81%AC_(%E5%B0%8F%E8%AA%AC)
 
・「風立ちぬ、いざ生きめやも」について
http://promontory.cocolog-nifty.com/promontory/2013/08/post-12cd.html
 




【春】
 
 それは、私達がはじめて出会ったもう二年前にもなる夏の頃、不意に私の口を衝(つ)いて出た、そしてそれから私が何んということもなしに口ずさむことを好んでいた、

 風立ちぬ、いざ生きめやも。

という詩句が、それきりずっと忘れていたのに、又(また)ひょっくりと私達に蘇(よみがえ)ってきたほどの、――云(い)わば人生に先立った、人生そのものよりかもっと生き生きと、もっと切ないまでに愉(たの)しい日々であった。
 私達はその月末に八ヶ岳山麓(さんろく)のサナトリウムに行くための準備をし出していた。

・・・・・



八ヶ岳山麓(八ヶ岳、八ヶ岳の裾野)
 

【風立ちぬ】

 八ヶ岳の大きなのびのびとした代赭色(たいしゃいろ)の裾野(すその)が漸(しばら)くその勾配(こうばい)を弛(ゆる)めようとするところに、サナトリウムは、いくつかの側翼(そくよく)を並行に拡げながら、南を向いて立っていた。その裾野の傾斜は更に延びて行って、二三の小さな山村を村全体傾かせながら、最後に無数の黒い松にすっかり包まれながら、見えない谿間(たにま)のなかに尽きていた。
 サナトリウムの南に開いたバルコンからは、それらの傾いた村とその赭(あか)ちゃけた耕作地が一帯に見渡され、更にそれらを取り囲みながら果てしなく並み立っている松林の上に、よく晴れている日だったならば、南から西にかけて、南アルプスとその二三の支脈とが、いつも自分自身で湧(わ)き上らせた雲のなかに見え隠れしていた。
 
・・・・・



八ヶ岳の裾野、南アルプス(赤石山脈)

・南アルプス、八ヶ岳に関する過去ブログ
http://www.syoei.ed.jp/blog/post/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E5%9C%B0%E7%90%86%E3%80%80no21%E3%80%80%EF%BD%9E-%E8%B5%A4%E7%9F%B3%E5%B1%B1%E8%84%88%EF%BC%86%E5%85%AB%E3%83%B6%E5%B2%B3%E9%80%A3%E5%B3%B0-%EF%BD%9E
 
・八ヶ岳の位置
http://www.syoei.ed.jp/blog/post/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E5%9C%B0%E7%90%86%E3%80%80no56%E3%80%80%EF%BD%9E-%E9%87%8E%E5%B0%BB%E6%B9%96-%EF%BD%9E



 そんな或(あ)る夕暮、私はバルコンから、そして節子はベッドの上から、同じように、向うの山の背に入って間もない夕日を受けて、そのあたりの山だの丘だの松林だの山畑だのが、半(なか)ば鮮かな茜色(あかねいろ)を帯びながら、半ばまだ不確かなような鼠色(ねずみいろ)に徐々に侵され出しているのを、うっとりとして眺めていた。ときどき思い出したようにその森の上へ小鳥たちが抛物線(ほうぶつせん)を描いて飛び上った。――私は、このような初夏の夕暮がほんの一瞬時生じさせている一帯の景色は、すべてはいつも見馴(みな)れた道具立てながら、恐(おそ)らく今を措(お)いてはこれほどの溢(あふ)れるような幸福の感じをもって私達自身にすら眺め得られないだろうことを考えていた。そしてずっと後になって、いつかこの美しい夕暮が私の心に蘇(よみがえ)って来るようなことがあったら、私はこれに私達の幸福そのものの完全な絵を見出すだろうと夢みていた。
 
・・・・・

「・・・あなたはいつか自然なんぞが本当に美しいと思えるのは死んで行こうとする者の眼にだけだと仰(おっ)しゃったことがあるでしょう。・・・私、あのときね、それを思い出したの。何んだかあのときの美しさがそんな風に思われて」そう言いながら、彼女は私の顔を何か訴えたいように見つめた。
 その言葉に胸を衝(つ)かれでもしたように、私は思わず目を伏せた。そのとき、突然、私の頭の中を一つの思想がよぎった。そしてさっきから私を苛(い)ら苛(い)らさせていた、何か不確かなような気分が、漸(ようや)く私の裡(うち)ではっきりとしたものになり出した。・・・「そうだ、おれはどうしてそいつに気がつかなかったのだろう? あのとき自然なんぞをあんなに美しいと思ったのはおれじゃないのだ。それはおれ達だったのだ。まあ言って見れば、節子の魂(たましい)がおれの眼を通して、そしてただおれの流儀(りゅうぎ)で、夢みていただけなのだ。・・・それだのに、節子が自分の最後の瞬間のことを夢みているとも知らないで、おれはおれで、勝手におれ達の長生きした時のことなんぞ考えていたなんて・・・」
 
・・・・・




【冬】
 
「もう消えて行くわ・・・ああ、まだ額のところだけ残っている・・・」
 そのとき漸(や)っと私はその父の額らしい山襞(やまひだ)を認めることが出来た。それは父のがっしりとした額を私にも思い出させた。「こんな影にまで、こいつは心の裡(うち)で父を求めていたのだろうか? ああ、こいつはまだ全身で父を感じている、父を呼んでいる・・・」
 が、一瞬間の後には、暗(やみ)がその低い山をすっかり満たしてしまった。そしてすべての影は消えてしまった。
「お前、家へ帰りたいのだろう?」私はついと心に浮んだ最初の言葉を思わずも口に出した。
 そのあとですぐ私は不安そうに節子の目を求めた。彼女は殆(ほとん)どすげないような目つきで私を見つめ返していたが、急にその目を反(そ)らせながら、
「ええ、なんだか帰りたくなっちゃったわ」と聞えるか聞えない位な、かすれた声で言った。
 
・・・・・
 



【死のかげの谷】
 
 本当に静かな晩だ。私は今夜もこんなかんがえがひとりでに心に浮んで来るがままにさせていた。
「おれは人並以上に幸福でもなければ、又(また)不幸でもないようだ。そんな幸福だとか何んだとか云(い)うような事は、嘗(か)つてはあれ程おれ達をやきもきさせていたっけが、もう今じゃあ忘れていようと思えばすっかり忘れていられる位だ。反(かえ)ってそんなこの頃のおれの方が余っ程幸福の状態に近いのかも知れない。まあ、どっちかと云(い)えば、この頃のおれの心は、それに似てそれよりは少し悲しそうなだけ、――そうかと云(い)ってまんざら愉(たの)しげでないこともない。・・・こんな風におれがいかにも何気なさそうに生きていられるのも、それはおれがこうやって、なるたけ世間なんぞとは交じわらずに、たった一人で暮らしている所為(せい)かも知れないけれど、そんなことがこの意気地なしのおれに出来ていられるのは、本当にみんなお前のお蔭だ。・・・」
 そんな事を考え続けているうちに、私はふと何か思い立ったように立ち上りながら、小屋のそとへ出て行った。そうしていつものようにヴェランダに立つと、丁度(ちょうど)この谷と背中合せになっているかと思われるようなあたりでもって、風がしきりにざわめいているのが、非常に遠くからのように聞えて来る。・・・それほど私にはその何もかもが親しくなっている、この人々の謂(い)うところの幸福の谷――そう、なるほどこうやって住み慣れてしまえば、私だってそう人々と一しょになって呼んでも好(よ)いような気のする位だが、・・・此処(ここ)だけは、谷の向う側はあんなにも風がざわめいているというのに、本当に静かだこと。まあ、ときおり私の小屋のすぐ裏の方で何かが小さな音を軋(き)しらせているようだけれど、あれは恐(おそ)らくそんな遠くからやっと届いた風のために枯れ切った木の枝と枝とが触れ合っているのだろう。又(また)、どうかするとそんな風の余りらしいものが、私の足もとでも二つ三つの落葉を他の落葉の上にさらさらと弱い音を立てながら移している・・・
 




夏の昼の突風で始まり、冬の夜風で終わる『風立ちぬ』という名作。
 
冒頭部分で想起したのは、インド哲学のプラーナ(風の元素、生命力、息吹)と
ギリシア神話の愛と美の女神・アプロディーテ(ローマ神話のヴィーナス)と
イギリスの詩人Shelley( シェリー)の『西風に寄せる歌』である。
http://syoei.ed.jp/blog/post/%E5%86%AC%E6%9D%A5%E3%81%9F%E3%82%8A%E3%81%AA%E3%81%B0%E3%80%81%E6%98%A5%E9%81%A0%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%98
 
ギリシア神話の愛と美の女神・アプロディーテ(ローマ神話のヴィーナス)は、西風ゼピュロスに吹かれてやって来る。多くの人々に知られているルネサンス期の名画、ボッティチェリの「ヴィーナスの誕生」には、しっかりと西風ゼピュロスが描かれている。堀辰雄がこれを踏まえて書いているのかどうかはわからないが、彼は冒頭部分でポール・ヴァレリーの詩『海辺の墓地』の一節「Le vent se lève, il faut tenter de vivre.」を引用している。『風立ちぬ』という作品と対峙(たいじ)するためには、相応の力が必要になってくるかもしれない。
 
 
最後の部分で想起したのは、『平家物語』冒頭部分に込められた無常観である。
 
祗園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり
(ぎおんしょうじゃのかねのこえ しょぎょうむじょうのひびきあり)
娑羅双樹の花の色 盛者必衰の理を顕す
(しゃらそうじゅのはなのいろ じょうしゃひっすいのことわりをあらわす)
おごれる人も久しからず 唯春の夜の夢のごとし
(おごれるひともひさしからず ただはるのよのゆめのごとし)
たけき者も遂には滅びぬ 偏に風の前の塵に同じ
(たけきものもついにはほろびぬ ひとえにかぜのまえのちりにおなじ)
 
『風立ちぬ』の最後は、『平家物語』の「・・・偏(ひとえに)に風の前の塵(ちり)に同じ」のように「どうかするとそんな風の余りらしいものが、私の足もとでも二つ三つの落葉を他の落葉の上にさらさらと弱い音を立てながら移している・・・」と締めくくる。
 
時代も人も思い出も、時間という目に見えない風に流されて『風と共に去りぬ』なのであるが、だからと言って、『風立ちぬ』は人生を厭世(えんせい)的・否定的・ネガティブにはとらえていない。いずれ必ず訪れる死を覚悟しつつも、桜の花びらのように儚(はかな)い生命を輝かせ、かけがえのない「今」という瞬間を悔(く)いのないように一所懸命に生きなければならないと提示しているように思える。
 
生ある者は必ず滅び、出会った者とは離別するのが定めという仏教の教え「生者必滅(しょうじゃひつめつ)・会者定離(えしゃじょうり)」、アポトーシスのような時限爆弾を抱えて、人はみな「今」を生きているのである。
 
ここにおいて、人は如何(いか)に生きるべきか。参考になるのが、武士道のバイブルともいわれる山本常朝『葉隠(はがくれ)』の「武士道と云(い)うは死ぬ事と見つけたり」である。「いざ鎌倉」ともなれば絶えず命のやり取りを強いられる武士の道というものは「死を覚悟して今を生きる事」である。覚悟することによって、今生の生命が輝きを放つのである。
 
 
中国の詩人、 陶淵明(とうせんめい)の『雑詩』がいうように、歳月は人を待ってはくれない。
 
人生無根蒂 [人生(じんせい)根蒂(こんてい)無(な)く]
人生には木の根っこや果物の蔕(へた)のようなしっかりと定着させるものがなく、
飄如陌上塵 [飄(ひょう)として陌上(はくじょう)の塵(ちり)の如(ごと)し]
飄々(ひょうひょう)と風に漂(ただよ)う路上の塵(ちり)のようなものである。
・・・・・
及時當勉勵 [時(とき)に及(およ)んで当(まさ)に勉励(べんれい)すべし]
その時その時、(悔いのないように)心ゆくまで楽しみ励(はげ)みなさい。
歳月不待人 [歳月(さいげつ)人(ひと)を待(ま)たず]
歳月(さいげつ)は人を待ってくれないのだから・・・
 
 
受験を終えた生徒も、これからの生徒も、覚悟して今を一所懸命にとことん生きることである。歳月は人を待ってくれないのだから。
 
 風立ちぬ、いざ・・・




 
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難しかった数学

昨日、三重県の県立高校では前期試験が行われました。
朝は青峰高校に応援に行ったのですが、少し緊張している子、いつも通り友達と登校して比較的リラックスしている子など、様々な様子が見られました。

夜には授業が有ったので、前期試験を受けてきた子に感想を聞いたところ、口々に「数学むずかった!」との声が。
皆難しいといっていたので、自分だけができなかったわけじゃないのでしょう。前期試験を受けた子は余り重く受け止めず、結果が出るのを待ちましょう。

とはいえ、前期で必ず受かっている!と100%言い切れる子以外は、大阪の私立や後期試験に向けて手を緩めないこと。合格通知が来るまでが受験ですからね。
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日常のなかの非日常 ~ 渡り鳥 ~



シギ(ミユビシギ?ハマシギ?)[伊勢湾沿岸]
 
ある冬の夕刻、寒々とした海岸へ足を運ぶと、そこには可愛らしいフォルムをした鳥が、ちょこまかちょこまか動き回り、餌(えさ)を漁(あさ)っていた。どうやら遠く北極圏から渡ってきたシギの仲間らしい。
・ミユビシギ
https://miebird.org/index.php/ja/activity/mie-birds/218-miyubisigi
https://www.love-birds.net/20120104-2/
https://www.love-birds.net/h261101/
・ハマシギ
https://zukan.com/jbirds/internal15735
 
北極圏のツンドラ地帯から遠路はるばる、ようこそ三重県へ。「ツンドラ(тундра)」とはロシア語で「木のない土地」という意味であるが、実はN先生も私もツンドラ気候を体験したことがある。「まさか」と思うかもしれないが、うそではない。というのは、ケッペンの気候区分のツンドラ気候は日本国内にも存在し、富士山や北アルプス(飛騨山脈) などの山頂付近はツンドラ気候に該当するからである。
 
さて、北極圏から数千㎞以上にも及ぶ渡りをする愛らしくも逞(たくま)しいシギであるが、疑問がわく。まず、毎年渡りをする渡り鳥にとって、渡りは本能によるものなのか、それとも親鳥からの学習によるものなのか(前者)? 次に、渡りはいつごろ始まったのか(後者)?
 
前者に関しては、興味深い実験結果がある。
http://www.nihonkaigaku.org/library/lecture/i010511-t5.html
 
後者に関しては、ミランコビッチ・サイクル(①地球の公転軌道の離心率の周期的変化、②自転軸の傾きの周期的変化、③自転軸の歳差運動という3つの要因により、日射量が変動する周期)による気候変動、小惑星衝突、火成活動などに伴う環境変化、天敵の勢力拡大、餌の問題などが手がかりになるかもしれない。
 
およそ46億年前・・・・・地球誕生
およそ5億数千万年前 ・・カンブリア爆発(生物の多様化が起こる)
およそ2億5000万年前 ・・パンゲア大陸
             P-T境界・絶滅イベント → 史上最大級の生物大量絶滅
             [シベリア・トラップ(火成活動)]
およそ1億8000万年前・・パンゲア大陸が分裂し、北はローラシア大陸、南はゴンドワナ大陸となる
およそ1億5000万年前・・始祖鳥出現
およそ6800~6000万年前・デカン・トラップ(火成活動) → デカン高原が形成
およそ6550万年前・・・・K-Pg境界・絶滅イベント → 生物大量絶滅、恐竜絶滅
             [有力説は小惑星衝突(痕跡はユカタン半島のチクシュルーブ・クレーター)]
およそ3400万年前・・・・南極に氷床が形成され始まる
およそ600~400万年前・・琵琶湖(世界で3番目に古い湖)が形成
およそ400万年前・・・・・アウストラロピテクス
およそ300万年前・・・・・北半球に氷床が形成され始まる
およそ50万年前・・・・・北京原人
およそ16±4万年前・・・・ミトコンドリア・イブ(現生人類の最も近い共通女系祖先)
およそ5万年前・・・・・・クロマニョン人
およそ1万年前・・・・・・最終氷期が終わる(第四紀氷河時代の間氷期が始まる)
紀元前3000年・・・・・・メソポタミア文明、エジプト文明
現在・・・・・・・・・・・ここ約100万年間は約10万年周期の気候変動(氷期・間氷期)
             現在、人類は第四紀氷河時代の間氷期にいる
 

シギ、ハクチョウ、カモのような水辺に生息する水鳥の生息地を保護する条約がラムサール条約である。この辺りではラムサール条約登録地として、琵琶湖(びわこ)[滋賀]、藤前干潟(ふじまえひがた)[愛知]などがあるが、三重県津市から松阪市にかけての伊勢湾沿岸もラムサール条約の潜在候補地に選定されている。
 
・ラムサール条約登録地
http://www.env.go.jp/nature/ramsar/conv/2-3.html
・ラムサール条約の潜在候補地
https://www.env.go.jp/nature/ramsar_wetland/conf22-03/mat04.pdf
・過去のブログ
http://www.syoei.ed.jp/blog/post/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E5%9C%B0%E7%90%86%E3%80%80no26%E3%80%80%EF%BD%9E-%E3%82%B3%E3%83%8F%E3%82%AF%E3%83%81%E3%83%A7%E3%82%A6%E3%81%8C%E8%B6%8A%E5%86%AC%E3%81%99%E3%82%8B%E7%90%B5%E7%90%B6%E6%B9%96-%EF%BD%9E
 


コハクチョウ[琵琶湖(滋賀県長浜)]
 
天敵に襲われないように琵琶湖の中州の塒(ねぐら)に帰ってきたコハクチョウの家族。ハクチョウは通常、家族単位で行動する。昼間は乾田にお出かけして刈り取った後の稲の茎・根・落穂などを餌(えさ)にしたり、水辺の水草を食したりする。

着水するときは、胴体着水ではなく、水掻きのある足を前に出して水上スキーをするような格好でブレーキをかけて着水する。
https://www.google.co.jp/search?q=%E3%82%B3%E3%83%8F%E3%82%AF%E3%83%81%E3%83%A7%E3%82%A6%E3%80%80%E7%9D%80%E6%B0%B4&client=firefox-b&dcr=0&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ved=0ahUKEwjEjYuQj4zZAhUDFpQKHViSAYkQ_AUICigB&biw=1366&bih=635
 


カモ科の鳥[琵琶湖(滋賀県彦根)]
https://zukan.com/jbirds/internal15511
 
多くの鳥が眠るときに片足立ちして眠るが、なぜ片足立ちして眠るのか?
もっとも、ヨーロッパ・アマツバメのように、10か月間休むことなく飛び続け、飛び続けながら眠る鳥も存在する。
https://dominiren.gr.jp/newspaper/book/243/

https://www.google.co.jp/search?client=firefox-b&dcr=0&biw=1366&bih=635&tbm=isch&sa=1&ei=V692Wu3RCYO-0gTT-Zi4Cg&q=%E9%B3%A5%E3%80%80%E7%9D%A1%E7%9C%A0%E3%80%80%E7%89%87%E8%B6%B3&oq=%E9%B3%A5%E3%80%80%E7%9D%A1%E7%9C%A0%E3%80%80%E7%89%87%E8%B6%B3&gs_l=psy-ab.3...184294.190671.0.191483.12.12.0.0.0.0.125.1205.8j4.12.0....0...1c..64.psy-ab..0.2.229...0j0i24k1j0i30k1.0.GR7L6_VnCWw
 





 
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本日は漢検!

本日、第三回漢字検定が実施されました!

今回も約60名の小・中・高生が頑張ってくれました!

時間いっぱい頑張ってくれていましたが、手ごたえはいかがでしょうか!?

模範解答は10日後にお渡ししますので、
まずはしっかりと見直しと復習をしておくようにしましょうね!!

 
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